Psocを使ってみる
経緯
現在、Z80マイコンを自作するにあたり、周辺LSIである、SIO(Serial Input / Output)である、MC68B50を探していたが、見つからない。
いろいろ調べていたところ、HD63B50というものを発見した。MC68B50と同じく、2MHzで動作するACIAであり、HITACHI製の互換品である。
しかし、これもやはり製造していない。データシートの日付が2000年なのだから当然である。
しかし、こちらのHD63B50、データシートが細かい。
本家MC68B50と比べて、互換品であるため同じことを書いている部分が多いが、表や図が増え、わかりやすくなっていた。
それを見て私は思ったのである。
「PSoCを使えば、このSIO、作ることができるんじゃないか?」
「トランジスタでマイコンを作る人もいるくらいだ、PSoCならできるだろう」
と。
落ち着いてみれば、Z80よりも新しいマイコンを使ってZ80を動かすという本末転倒な考えであるが、今回の目的は、Z80の動作のみにあるので、問題はない。(純正品が手に入ったら置き換えるつもりではあるが)
PSoCとは
PSoC(ピーソック、Programmable System-on-Chip)とは、サイプレス・セミコンダクター(現:インフィニオン・テクノロジーズ)が開発したマイクロコントローラの製品群である。
(Wikipediaより引用)
私が持っているのは、昔購入した「CY8C24123」「CY8C24423」「CY8C29466」である。
「24123」は8ピン、
「24423」と「29466」は28ピンである。
最大の特徴は、なんといってもそのI/Oポートの数だろう。
「24123」は4Bitであるが、「24423」「29466」は3Byte、24Bitである。
電源を含む4ピンを除き、すべてがI/Oポートというすさまじいマイコンである。
非常に高機能であり、ほとんどの電子回路を製作可能である。
PSoC開発環境のセットアップ
参考:http://jaco.ec.t.kanazawa-u.ac.jp/edu/android2/env02d.html
PSoC Designer 5.4:https://softwaretools.infineon.com/tools/com.ifx.tb.tool.psocdesigner