鉄道模型パワーパック
今と昔のパワーパックの違い
今回入手したパワーパックは、1960年から70年頃に
使われていたパワーパックと同じ仕様です。
整流用のダイオードではなく、「セレン整流器」が使われています。
電流・電圧制御には、PWMではなく、「レオスタット」(巻線抵抗器)が使われています。
前進・後進の切り替えに「シーメンスキー」が使われています。
整流に、セレン整流器
セレン整流器は、右上の板が4枚重なっているものです。今でも、日本橋のDigitの隅っこに売っています。
以下、セレン整流器(Wikipedia)を参考にしてまとめておきます。
主に1950年代 – 1960年代のテレビ受像機に電源を供給する整流器として使われていましたが、1970年代に入ると、小型で同等以上の容量を有するシリコンダイオードを使った整流器に取って代わられ、セレン整流器は作られなくなりました。
セレン整流器が現役の頃は、スロットレーシングや鉄道模型のパワーパックの部品としてもポピュラーな存在でした。鉄道模型のパワーパックは、このセレン整流器を使ってよく自作されました。
電流電圧制御に「レオスタット」
「レオスタット」(巻線抵抗器)は、上の写真の緑色の大きな円形コイルでできている物です。可変抵抗器に構造と方法は似ています。
修理して完璧な形にしました。
年代物だと分かって、より一層宝物な気がします。手に入れた時は壊れていた左上の青いターミナルを早速修理しました。
HOPE-2020では、このパワーパックは使わないのですが、大切にします。