船外機モーター付き模型ボート(2)
「夢の図書館」の中にある「模型とラジオの博物館」に展示されていた昔の模型ボートのキットを
元にして模型ボートをフルスクラッチで製作しました。
参考にする模型ボート
「今回製作する模型ボートより一回り小さい、似ている形状の模型ボートの写真です。」
次の写真が最終的に僕が作った模型ボートです。もっとかっこよく見えるように工夫しています。
元にした模型ボートのキットは、「ユニオンモデル」の「ファイヤーバード」という名前のレーシングタイプの模型ボートです。
これは1970年代にに模型店で売られていて、当時の小中学生達が製作を楽しんだ有名なボートだそうです。
発売元の「ユニオンモデル」は、1970年代当時の、ゴム動力ライトプレーンなどの模型飛行機や、
ボートなどの工作キットを多数発売していた有名な模型会社だったそうです。
現在は、「スタジオミド」という会社が「ユニオンモデル」のブランドと、ゴム動力模型飛行機などを引き継いで発売しているそうです。
「ユニオンモデル」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB
「スタジオミド」(ユニオンモデル) http://unionmodel.info/index.html
製作
今回は、「ユニオンモデル」の50年前の模型ボート「ファイヤーバード」に、現在の「スタジオミド」(ユニオンモデル)の「船外機モーター」を 取り付けて走らせます。
なんと、50年ぶりの新旧合体になるそうです。
元のキットは、薄いベニヤ板で作られていますが、今回は、加工し易いバルサ材の板を利用しました。
アクリル板にドリルで穴をあける
電動ドリルを使って、アクリル板に穴をあけました。たった2mmのアクリル板ですが、手がしびれました。このアクリル板に船外モーターを取り付けます。
塗装
組立が終ったら、塗装をします。とそうには、ペンキを使います。ここに、ベビーパウダーを混ぜます。前のボートの時に教えてもらったとおり、木目に沿って塗るだけでなく、刷毛も木目に沿わせます。
十分に乾かしたら、細かいサンドペーパーで表面をこすります。
漏水検査(1回目・失敗)
数時間水に浮かべていたら、漏水しました。アクリル板をバルサ材でビス止めしていたところから水が漏れて来ていました。
水漏れしないか、一晩水に浮かべておきます。
前回の模型ボートの時にも書きましたが、船尾(トランサムと言う)には推進力である船外機モーターが取り付けられているため、一番強度が必要な場所です。
薄いバルサ材では強度不足になります。それで、バルサ材より強度があるアクリル板を使用して組み立てることにしました。
このように、「一番強度が必要が場所」なのに、2号艇では、この部分を省略していました。それで、浸水テスト時に沈没させてしまいました。